世界の中心でファックと叫んだ獣
「とかくこの世は生き辛く、とかくこの世は食べやすい」
ファック文芸部にて囁かれる言葉だという。
「文芸に何ぞ構えがあるものか」
ファック文芸部が無双と呼び習わされる理由は、その構えによるものだという。
「書くという行為は本来攻撃的なものであり、獣がより強い敵を求めて想像した行為が原点である」
あるファック文芸部研究者の遺した言葉だという。
「非モテの文士の言葉は、相手に触ることが出来るのか?」
「人非人の文士の言葉は、小説を創ることが出来るのか?」
「出来る!出来るのだ!」
「ファック文芸部ならば!」
私の内で囁く悪魔によれば、そうなのだという。
私は知りたい。
ファック文芸部の構えの秘密。それを知りたくてたまらない。
これは、どこからなのか……聞こえる声が言うには……
「構えんと欲すれば、まず身をさらすべし」
「ファック文芸部は虎。その文芸は喰らうこと」
「ならば、読むことは喰らわれること」
「さあ。存分に読みなさい」
「僕は読者でもいいんだ!」
私のまわりで虎たちが。
手を打ち鳴らし笑っている。
手を打ち鳴らし笑っている。
http://neo.g.hatena.ne.jp/duke565/20061020/p1
460文字程度あります。用途に応じて削っていただいてかまいません。
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