ナイロン100℃「カラフルメリィにオハヨ」

あんまり幸せだったので、何を思っていいのか困った。


ケラリーノさんは、これを「生涯唯一の私戯曲」と銘打っていて、ケラリーノさんにとって、誰かの死を飲み込むために必要だった紆余曲折のためのフィクションなのだと思う。
思うんだけども、誰かが死んで「彼は安らかに眠った」とか「幸福な生涯だった」なんてな具合に、人の過去の話にすることなく、俺の今の、Now I am としなくちゃなんともなんない人へ、等しくやってくる物語だとも思う。


そんで俺は、みんなのカラフルメリィを書けばいいし、上演してもいいし、音楽を鳴らしてもいいし、それを読めば観れば聞けばいいし、そんで「幸せだったなー」とだけ言えばいいし、いつか俺もそういうのしたい。恥ずかしいけど。もし邪魔をするのが恥ずかしいだけなら、そんなんはぶち破る、かぶる、パンティストッキングみたく。