平山瑞穂「ラス・マンチャス通信」

すげぇ胸糞悪い小説で、読んだ後仕事に行ったら世界中に悪意をぶつけられてる気分になって、いや違うな、この小説を読んだからそういう気分になって、すげぇなーすげぇなーと俺は言うた。
こんな言い方したけど、すげぇおもしろい。
一冊小説を読んで、世界の認識の仕方が書き換わるなんて。


俺の個人的性癖抜きにして、フィクションがパワフルです。現代日本をベースにした幻想小説。びっくりするほどディストピア。ごめん。語感だけで言ってみた。


ただ、主人公の語り口が不愉快。これは小説上の効果なのか。この作家さんの地なのか。不愉快なのすら、次の小説を読んでみたい原動力になって、むにゃむにゃむにゃ。あ、あと、はてなダイアラーなんだって。キーワード参照。