「ローグギャラクシー」から勝手に見るRPGの未来。

なーんかちょこちょこ忙しい(エキセントリック 少年! ボーイがいるからさ)んで、人の箱庭で遊んでられなくなってきた。俺、自分の妄想もしなきゃだし。


さらに、ネットで武器合成の法則やセーブポイント全部埋めると宝箱の位置が表示されることがわかってしまって、ローグやる気がだいぶ落ちた。
プレイ時間50時間で9章。ずいぶん彷徨えたし、全体的に楽しかった。
それに、シームレスのゲームがこのタイミングにできたのはよかった。
これからのRPG、いやそん中でも俺のやりたいRPGが分かってきた。次世代機選ぶ参考になる。ので、勝手にまとめとこう。そうしよう。いや、なんだかんだゆーて、クリアはしますよ。


ローグギャラクシー」というゲームで、システムのタクティカルな部分は、ほぼキャラクターのパラメーター操作(武器防具含めての)に集中していると思う。
パラメーター操作にある程度のガイドを与える情報を探す、探索部分。
ガイドに沿ったり、独自に探求したパラメーター操作に必要なアイテムの、収集部分。
そんで、パラメーター操作の結果を反映する、戦闘部分。
その3つを反復する。イッツアベリーシンプルゲーム。
今んとこね(9章)。


あー、あとこの3つの部分そのものには、戦略性がほとんどないってのもすごいところ。
探索とか収集はそれこそ惑星総当り。
戦闘も、あんまアクションでどうこうできるもんでもない。(俺がアクション下手だからわかってない、という恐れはあるんだけど)
どんな武器を装備して、どんな順番でスキルを覚えるか。プレイヤーの自由は、そこにのみある。
レベル上げすらあんま意味ない。恐らく意図してだけども、バランスがとち狂ってるから。


しかし、ジレンマっつーか、強い武器だけひたすら使えばいい、ってもんでもなく、武器をさらに強くするために、弱い武器でしばらく戦って、合成の材料も作らなくちゃいけない。
常に全力では戦えない、ってのは結構なジレンマで、抑制大好きマゾっ子の俺には面白い。


なんてーシンプルな作業を広大なマップでやるために、シームレスであることは不可欠になった。なっちゃった。楽チンだからね。やっぱ。
シームレスによって、シンプルなシステムがとんでもない広がりを持つ。広い。世界は広い。宇宙は広い。箱庭は広い。


シームレスは、ゲームに荒野をもたらした。荒野っつっちゃうけど。見通しのきかない場所に放り出されて、トライ&エラーを繰り返し、時たま美しいもの出会えるような。ってなように、ローグギャラクシーを認識している。俺は。それは、ウィザードリーとかウルティマの最初の思想に近い、と思う。表現される部分の量は違うが。


さて、シームレスの荒野の入り口はここだ。宇宙だけど、荒野だ。世界観なんて知るかんなもん。
ここに出会えたのは、よかった。
次はどっちに行けばいいのか。
俺は豊かなる土地を目指す。村を作れるところ。私の家族のみが豊かになるのでなく、私の作る社会が荒野を開拓し、世界を形作れるところ。


つまり、プレイヤーが強くなる、という部分のタクティクスはもういい。
箱庭で、荒野で、サバイバルすることは、もう堪能した。
箱庭に、荒野に、干渉すること。勇者になりたいなら、勇者になる手段が強くなるだけではない。そういうRPGがやってみたい。
あれ?それってフリーシナリオ?いやいや、それに限らずに。




あと、どうぶつの森やってて、天外魔境ZEROを思い出して、ちょっと泣きそうになった。なんだ、この涙。