「群像」最新号の町田康と奥泉光の対談。

ぱらぱらと立ち読みしただけなのだけど、2人ともやたらと本気で語っているのに、ちょっと驚いた。


内容は、創作には「ヨコ」と「タテ」がある、っつー話で、「ヨコ」が全体の流れ、「タテ」が瞬間を切り取った断面である、と。
それを基盤に、2人の作家が、創作活動をどういう意識で、また意識を作品に落とし込むために、どういう作業をしているか。
具体的には、奥泉や山田詠美が行っている朗読会、町田の最近の著作や音楽、さらにこのようなインタビューについて、どのように「タテ」と「ヨコ」は機能しているか、そして、それらは何を伝えるための機能なのか、という内容。


こういうんは、音楽雑誌的な切り口で、最近じゃダ・ヴィンチなんかが、そんな内容をやろうとしているのかもしれない。(読んでないから知らない)
しかし、技術のないインタビュアーのやたらと恣意的な質問とかじゃ、なっかなか引き出せないような話がされているっすね。
インタビュアーの腕がいいのかも。
佐藤ユヤタンやら本谷有希子も載せてるし(今月は載ってないが)、群像はマストバイな雑誌かも。


とかこうやって書いておかないと、俺文芸誌ってつい後回しにして買いそびれちゃうから、忘れないようにここで宣言。
群像買います!