きょうぼくはおしっこをもらした

さっき僕はおしっこをもらしました。
電車の中でおしっこをもらしました。
澄ました顔をして
なんでもないふりして
今日僕はおしっこをもらしました。


誰もが見ないふりをしていました。
僕も実はおしっこもらしてなんていないかも、って思ったけど
床を伝う雫。内股を濡らす感触。
まぎれもなく、今日僕はおしっこをもらしました。


おしっこなんてもらさないふりをしていたから
罰があたったのかもしれません。
おしっこをもらしたことをblogに書いている
僕はどうかしてるのです。


死んでしまえばいいんです。
無くなってしまえばいいんです。
恥ずかしくて、悔しくて、
でもそれを隠したまま
僕は家に帰りました。
なんでもない顔をして。
途中でタバコを買ったりして。


どこかおかしいのです。
どこか壊れてるのです。
まともな人間じゃないのです。
普通の感性もってないのです。


家に帰って着替えたら、
「これをblogに書いてみよう」
何か新しいことが書けるんじゃないかって。
後ろめたさを嘘にできるんじゃないかって。
バカです。
頭が腐っているのです。
どんなひどい気分も他人にさらしてしまえば
それが価値だ。
思いついてしまいました。
書き始めてしまいました。


もうすでに
もうとっくに
人間ではない。
どうかしてしまっている。
頭のおかしい
病気のbloggerです。



これは嘘ではありません。
これは夢でもありません。
これはフィクションじゃありません。
これはメタファーじゃありません。


今日僕はおしっこをもらしました。
そんなことをblogに書いています。