やおい女子をいかにして口説くか

知り合いの女の子がやおい女子くさい。やおい女子くさいってのは邪推にしても、ヒゲのおっさんキャラ萌えだというのは本人が喧伝している。
ここで「げんしけん」を恨まねばなるまい。大野さんの口説き方をなぜ描写してくれなかったんだ。


さて。
二つがある。
すでに描き終わった上記の文章を見た自分には。
「うわぁ何書いてんだ。何回転だ僕は」と。
「私は、一瞬よぎったこの考えを切り離し、解体し、また文章を書くのだ」と。


そしてまたその後にも、二つがある。
「さて、何を考えようか考え中」と。
「どちらもあさましい考えだね。気に喰わないね」と。
二つがあるのだ。


ここでは一つを選択する。
前者を選ぼう。
後者はこれ以降現れないが、忘れはしない。
登場しなかった考え、その恨み言は、毎日聞いて過ごしてあげる。
ふふ。
二つの関係。
関係すればどちらも消えてしまう。
ここから悲劇が始まった。
喜劇も。
また二つ。俺が把握するのは常に二つのみである。


さて冒頭に戻る。
「うわぁ何書いてんだ」別に口説く気のない女子にもこんなこと考えるのは、どおかしてると思います!なんかヤンマガっぽいなぁ。あ、どうして古谷実は童貞の目線を描き続けますか?とか思いついた。二つのうち一つは、いつだって<めんどくさい>。


「一瞬よぎったこの考えを、解体し」現実のミニチュア。カリカチュアライズから現実への対処法を学び取ろうとするのは、変な考え方だなぁ。中国思想っぽい。だってー、孔子くんがそう言ってましたー。それでも…それでも<思想>ならきっと、疑えないものを二つに分けてくれる。


ここで無関係な二つは、<対決>という関係を持つ。<めんどくさい>と<思想>だぜ?<対決>しかありえないだろ?
ゴングが鳴り響く。
カーン!

「生きてるってことには責任が…」
「めんどくさい」
カーン!
「悪いことが起きるのは、本当はあなたの心に憎しみが…」
「めんどくさい」
カーン!
「満足?不満足?さあどっち?」
カンカーン!
「めんどくさい」
カーン!
バンクーバーで…」
「めんどくさい」
カーン!
「橙色に染まるような…」
「めんどくさい」
カーン!カーン!
「猫をかわいがって…」
「めんどく」
カーンカーンカーン!
うちゅカーン!せカーン!ちカーン!きゅうカーン!ごうカーン!
めんカーン!どカーン!くさカーン!
カーン!
カーン!
カーン!


ゴング、鳴り過ぎ。