shinnyなんて恥ずかしい。

ファンタジー小説に出てくる、灯台守のようになりたかったのだ。
姫野カオルコ「なんか」(「ちがうもん」所収)

灯台守になりたかった。今でもできるものならなりたいんだ。長い間、変わらないものを変わらないように、1人、手入れし続けていたい。お腹は空いてもいい。あとは、ちょっとネットできればいい。おかしいな。急に灯台守がニートっぽくなった。じゃあネットいらない。仕事をする。言葉通じないくらいがいい。でも映画館があるといい。仕事が終わったら映画館に行く。木戸銭を払って、紅茶飲みながら、言葉がわからない映画を毎日見たりしていたい。


だいたい何をするにも、恥ずかしいかどうかで決断している。恥ずかしいのはしたくない。想像して恥ずかしかったら、もうやめる。不思議とやってしまった後は恥ずかしいと思わない。俺はちょっと、どうかしているのだ。
恥ずかしがる基準もどうかしている。心が形になって見えてしまうのが恥ずかしい。俺のでも人のでも。まあだいたい言葉の話をしている。誰かが誰かの心を話しているのを、なるべく聞かないで過ごしたい。感情はまた別で、感情は素敵だと思う。俺にはとてもできそうにない。その辺のところはちょっとよくわからない。わからないが、いいなぁ/やだなぁと判断する。それであんまり困らない。わからないことは考えるけど、考えてることは話したくない。恥ずかしくて。まったく、どうかしていると思うけれど。


灯台守になりたい、というのを話すのは恥ずかしいことだ。だから今俺は、恥ずかしい話をしている。恥ずかしくないように技術でくるんで話したことはあるけど、どうも技術を今絶賛恥じらっているみたいで、今日はそれはしないようにしよう。


恥ずかしくないように話していると、軽薄なぐずぐず野郎になって、それは俺にとてもぴったりだ。したら、なんでか、ちょっと責任ある仕事になりそうになって、さあ困った。俺は灯台守になりたいのに。でもそれは言えない。恥ゆえに。腹を割るくらいなら割腹しますよ。で、またへらへら。我ながら上手に軽薄できたよー!だいたいこんな軽薄なぐずぐずに責務を任せてはいかんよ。そしたら無職になりそうに。昇進orクビ。落語のごとく鮮やかなオチが。そんなんいらんよ。オチとか恥ずかしい。


まぁその辺はどうでもいいことだ。どうでもいい自分語り。なんて恥ずかしい。そういう恥ずかしいことをどんどんやっていくことにしようか。恥をかいて、あちゃーってなりたい。今はちょっとそういう気分だ。なんかちょっとそういう気分だ。恥かいて汗かいてべそかいて。そんなにかきません。あんまオナニーしなくなった。金玉だけ老いがはやい。金玉の曲がり角にさしかかってる。とかそんな下ネタとか言っていきたい。そういうのは前から言ってたか。じゃあ、断片部入りたい!とかはてなTシャツ欲しい!とかブックマークは悪い!とかなんか臭い!とか言うか。恥ずかしいけど心にもないことを。気分を出して。どこから?鼻から。じゃあ黄色のベンザブロック。便座?