神話としての田中宏論のための資料
誰か書いてくれないかなぁ。じゃないと、ここらじゃ名の知れた文盲の人が書いちゃうよ!誰かって?オレオレ。こういうのは、オレハオレオレサギジャナイ。って言います。なんて言ってるのかさっぱりですけどね!
- 初代広島連合(出展:「グレアー」)
- 暴走族の楽園。創世記。夢が見れた時。神話の時代。でもそんなにいいもんじゃなかった。悲しいこともたくさんあった。(例:伝説の単車にまつわる新太郎の死)。一なる伝説の形が生まれる。
- 中心:村越英明=カリスマ。英雄。天啓を授かった者。裏切り。迷い。悲劇の克服。迷いの打破を理想の成就へ摩り替える(ここへの反省が「莫逆家族」?)
- 悪役:松尾=滅ぶべき悪。許せない悪。絶対悪。でも同じ理想を夢見た。方法論の違い。聖書における悪魔。サタン。
- ビースト7代目時代?(出展:「女神の鬼」)
- 神話の外に生きる物語?人工の神話?
- まだよくわかんない。(金田という人名が出てくる。松尾や新太郎をいじめた金田と関連?)暴走族の頂点だけが楽園ではない?
- 中心:ギッチョ(小学生6年生)=町内の王様?既に中学生、青年期(成人後)の描写あり。重要なのは、ギッチョは弱い。他の主人公は最初から強かった。成長譚か?英雄になろう、として、なれない?
- ビースト8代目時代(出展:「BAD BOYS」)
- まだ読んでない。
- 予想。群像劇。最後の楽園。ゆるやかな共存。儚い、一瞬の、幸福な時代。
- 中心:「グレアー」に出てきた酒屋の人?伝説の具現。英雄になろう、として、なる?
- 悪役:
- ビースト10代目時代(出展:「グレアー」)
- パラダイス・ロスト
- 新しい時代。暴走族→走り屋・ケンカ屋・チーマーがバラバラに。カリスマの生まれ変わり。再びの楽園を夢見るも。敵を焼かずば楽園はならずか。楽園の否定と再構成。変奏曲。
- 中心:大友勝将=初代村越の生まれ変わり。英雄の転生?神無き時代に、神が再来する。愛の肯定。愛ゆえに敵を焼くな。隣人を愛せよ。生まれ変わった神をなくしても、信仰は失われない。(純粋無垢=近年のジャンプ主人公との類似。)
- 悪役:サキジマ=ピカレスク・ヒーロー。憎むべき悪=松尾の息子。憎しみの連鎖。狂乱の血。その否定。一つの人生も、家系の因縁もやり直しが可能であること。
以上、広島。
- 東京郊外(出展:「莫逆家族」)
- 楽園を捨てた人間達
- 楽園を捨て、人間の世を生きようとするが、もう一度楽園を夢見る。
えー、ちょっと中断。「莫逆家族」は考えることがいっぱいありすぎてまとまんない。なんなんだ田中宏。
前の連載の反省点を構想に組み込みつつ、連載してる間もどんどん膨らましてる。
勘だけど、田中宏さんは自分のマンガ大好きなんだろうなぁ。
追記:聖書と強引に結びつけていた部分を修正。もっと普遍的に英雄譚でいいんじゃないかな。
:読みにくい形式だったのを修正。
:年表による時代の変化。とは別に、作品ごとのテーマの変化があると分かりやすい?田中宏、深い。