はじめての格ゲー

だいたい「アーバンレイン」をしていた。
波動拳も、いやサマーソルトキックすらもできない。ってなくらいコマンド入力が駄目なんで、格ゲーをしたこたほぼなかったんだが、できた。パパ!僕暗黒街をケンカでのしあがれたよ!!!



スマブラの操作系からガードをひいて、避け(打撃がヒットする瞬間にニュートラル押し」「方向キー+ボタンの投げに対して、同じ方向キーと避けボタンを技ごとに違うタイミングで押し」の二択)とカウンターを足した、3D多人数格闘アクションゲー。
簡単にいうと、ボタンひとつでチンピラぼこぼこされゲー。


操作系は単純だが、
・アクションの硬直が長い。
・反撃に避け2種orカウンターの三択
・フリーと対象キャラ軸シフトの2つの移動
・避け無効の必殺技複数相手の攻撃
で大変。
こっちがどんな達人でも、三人相手だとボコられる。見事に中場利一の世界。「スピン・キッズ」読みながらやってたので、超楽しい。ブイブイ。肩で風切る音が聞こえんぜ。


だいたい評価ランクSがとれるまでやった。はじめて格ゲーをそこまでやって、思うこと2つ三つ。四苦八苦。とおせんぼん退けて、万感にいたる。
よく言われるように、状況を限定しパターン化することとパターン外の状況での行動を俊二に対応することが、格ゲーの肝だろうと思う。で、このソフトにプログラムされてる範囲では、ほぼそれはできる。そこまで鍛えた。
んで想像するに、人と対戦する場合はもうちょい、パターン化とパターンはずしの応酬はさらに膨大な行き戻りになるだろう。もうちょい研鑽が必要。


しかし、あんま対戦には興味がない。俺が「アーバンレイン」をおもしろいと思うのは、非常に優秀なチンピラシミュレーターとしてであって、その欲望はひとりあそびで充分に果たされている。
勝手に欲望し、妄想するところ、格ゲーマーの楽しむところというのも、そのようなシミュレートしたいってんであると思う。異なるのはその欲望はゲーム上のみでなく、現実にも及ぶという点。反射と対応極めつ、操作する己に情し欲す。違う道にて高ぶらんとす相手を、高みにて凌駕する。そのような己を俯瞰し、気持ちよくなるらむ。そうなんじゃないか。違うのか。なんだ違うのか。いや俺に聞かれても。がたがた言うな表出ろ!戸口へ向かう背中に不意打ち。椅子で。何すんだてめこらぁ!一斉に立ち上がるヤバいゴッツい男達。あちゃうんやって座って落ち着けや思てな…。うるせぇビタビタにすんぞ。じゃかあし一山いくらがナンボじゃーい!弁解するふりをして手に取ったビールびんを叩き割って。
さて、私の妄想はこのようなところだ。