気がつけば、こんな日。

ふと思い出した。
このブログを書き始めたのは、去年のクリスマスイブだったんだ。
おめでとう一周年。自分で自分のことを祝ってみる。
法月倫太郎で言うと、作家法月倫太郎が探偵法月倫太郎の小説を書く。ってなもんで。


さて、あんたらにはどうでもいいことに違いないが、最近文章が荒れている。ひどいもんだ。ひどいぜまったく。オーマイガ。おーまいが。お前がっ!って、人のせいにしてやる。
昔の文章を読み返してみた。
いや、ダメだな。ひどいのは変わっていない。ムダに長いよ。昔から。
それでも、あーいろいろ書きたいんだな。というのは伝わってきて、ちょっと憧れる。言葉があふれていたんだね。セルフヘルプ。アグリーフールマンが。法月倫太郎で言うなら、処女作の密閉教室が実は以降の長編3冊分のボリュームだった。みたいな。


初心にかえりたいって思う。俺は面倒くさがりすぎている。書く内容を選んだりしている。そんなことするな!日記だろこれ。頭に収まりきらないものを、ただ書く。できるならシンプルに。ノットソフィスティケート。
ほんとにそうだったってのか?もう何度も初心にかえろうとして、し過ぎて、どこが初心だったのか分からない。足跡でぐちゃぐちゃだ。法月倫太郎でいえば、クイーンが雪原につけた一筋の足跡をそっくり同じところにたどって、クイーンの先へと歩もうとするような。だけど、慎重に進んだつもりでも、1人の足跡には見えない。トリックは成立しないんだ。