猫魂のない亡霊

であります。どうなのよ。アフタヌーンの漫画読んで、伏線と連載のありようについてぼやぼや考えてばかりいる俺は。


週刊の連載の場合。
毎週お話をすすめようとはせずに、見せ場となるシーン、更なる先への仕込みを繰り返して、大きなお話で勝負する。という連載は多いすね。特に長期連載のものは。
その点、アイシールドとかネウロは一話一話がはっきりとお話になってるので、毎週雑誌で読むのが楽しみです。



比べて月間の連載。特に四季賞デビューの人。
毎回、ひとつの短編としてお話を構成した上で、積み重ねて大きなお話ができてくる感触がします。
そいで、大きなお話への仕込みもしているのですが、一話一話が完成された作品であるという意識が高いのか(この辺、連載前の経験からくるのか。それとも、打ち切り・連載というものの捕らえ方の違いか。作家の嗜好の違いなんか。いや、単にページ数か)、仕込みを使わずに別のお話を作っていく傾向があるんじゃないかな。
とか、げんしけんなどを読んで思いました。


あ、そういう手法って少女マンガにもありますね。
ハチクロは一話ごとにまとめていきます。こいつは、スタンダードなやり口だと思います。ナナも2、3話でいったん落ち着いて、それをひっくり返してまた落ち着く。のだめなんかは、比較的ゆったり話を描いてますか。
作家としての経験の違いなのか?
そこで、ジョージ朝倉とか荻原朔美の構成技術はぶっちぎりだなぁ、とも思うわけだが。


あと、アニメ化するとどうか、ってのも考えるヒントになるかも。アニメは一話ごとにお話
をまとめにゃならんから。
ハチクロのアニメは原作を知らない人が見るときついと思う。山場がありすぎて、今いったいどうなってるのか、ってのがわからないもの。あんま見てないすけど。