重症を巡る、2,3の事柄

如何ともしがたいくらい、あかんのである。


そんなに瞼に力を入れて人を見るのはやめていただきたい。ぎこちなく笑うのもなしだ。
まったく、どうにも、ほんとに、ほんとにほんとにほんとに、いかんし、あかん。


欲望の話だ。
俺は、暇つぶしのための情報、表現、そのようなものを、週に一度は買わねば気がすまない。
好みのものだけでなく、大しておもしろいと思わないものが欲しいのだ。
所有欲だ。
しかし、それを俺は我慢してきた。お金を貯めたかったのだ。


その分、マンキツに行った。
所有することの替わりに、消費することにしたのだ。
暑くてやれんしね。フリードリンクだしね。
1日に2回、マンキツに行ったりしていたのだ。


しかしね、気づいた。
マンキツに行くほうがお金使ってるよ。わお。なんてこったい。


なので、私は購入した。
文庫版「ギリギリデイズ」や超絶どん底マンガ「しあわせ団地」など、面白そうなものには目もくれず、購入したのだ。
ぱにぽに」と「NHKへようこそ」。
立派なオタクっぷりだ。今なら「マジキュー」とか買えるよ。妹萌えとか言えるよ。うん。何も辛くないよ。うふふ。うふふふ。


ああ、高ぶらない。満たされない。
こうして何百回目か思い知る。


ぎりぎりまで焦らされなければ俺は高ぶらず。
胃液しか吐き出されなくなるまで俺は満たされず。
バランスは崩れている。
天秤は傾いて踊る。
飢えているぞ。
ああ。
ああ。
叫べど吐けど、嘘にしかならない。