本を読むには気持ちがどろどろだったので
岡崎京子「うたかたの日々」、五十嵐大介「リトルフォレスト」、あとこやま基夫のなんかを買って、読むとゆうより眺めた。
癒しとかセラピーとかはしらんが、この辺の人は、あまり分析しつつ読み込む気にはならない。ので、癒されているんだろうか。
吉野朔美なんかは、大好きだが、考え考えしながら読む。ま、好きなものはだいたいゆっくり読む。
だけども、何も考えずぼへーと絵を眺めていると、それよりよっぽど時間が過ぎているのに気づく。
漠然とだが、「うたかたの日々」も「リトルフォレスト」も、ディテールの描きこまれた暗い話で、過日の凶暴な気分は落ち着かないけども何かのリズムに乗って血のように体に染みていった。
だから、こういうのが癒しかは知らないって!むしろ嫌だよ!こんな癒し嫌だよ!
たとえば癒しってのは、クノールカップスープのCM。平穏な生活のなかで、宮崎あおいが笑ったりスープ飲んだりポエムっぽいナレーションしたり、しつつもうっすらと不満そうな、平穏気に入らなさそうな、そんな感じに癒し。
ヤングジャンプの表紙に裸のねえちゃん。上乳半分見えてて、史上初の試みとかそんなあおりで「えー脱いでるんか!?」なんて期待して読んでみたら、そんなに露出してなくて、最後のページに「史上初!全冊直筆サイン入り写真集発売!」って、そこが史上初かい!だまされた!なんてツッコんで、そんときに俺半笑いの、そんな感じが癒し。