絶望からもうずいぶん離れて。

無難なことを書いてもつまらない。のではあった。
重く鈍いやつだ。沈んで沈んでどこまでも沈むかのように。
底の浅いやつだ。しかし底についちゃえば、あっけない。
勘の鈍い奴だ。どこまでも沈んでいくことに絶望するのだ。どこまで沈んでいくか分からないことに。
今更気づいたんだってさ!


しかし周囲には娯楽、気晴らしといった雑事が。また気持ちなど頓着している場合ではない、日常のことごとが。
そればかり。


そのようなものに取り紛れていれば、もう気分は平常なり。
CQCQ―世はこともなし異常なし。


何の話しているかというと、俺の話である。
俺は知ったのだ。もうどこにも行けないということに。
俺は判ったのだ。ここはどこでもない場所なんかじゃないということに。
俺は決めたのだ。へらへらと愚鈍に装い、無様ながら正しくあろうとし、阿呆のようにいつか変わると信じる。
そんな世間をぶっとばしてやる!
あああ、間違えた。黙ってろ。ちょっとグリーンデイみてーな、なるいパンク野郎は黙ってろ。エミネムも黙ってろ。もうブッシュのことは、いいから。とりあえずいいから。


つまり自分は絶望的な状態で。絶望しており。また絶望の戯画で。
それでいいのだ。かまわない。


そのような風に悟ってしまえば、もういいんだ。
CQCQ―それでも夜は眠れないし異常ばかり。


空のような上のほうの何かは暗く、晴れることはない。
ほんとに?
でももういいんだ。