佐藤友哉さんのサイン会に行った。

渋谷、Book1stにて。
12時ごろ、暇つぶしに中をぶらついてたら、「子供達怒る怒る怒る」が出ていて、しかも今日2時からやるサイン会の整理券を配布中とのこと。
うぉう。と思って、店員さんに尋ねたところ、まだ整理券は余っていたので、購入。


1時から、映画を見る予定だったのだが遅らせることにして、時間つぶしにのんびりお好み焼きなど、焼いて食う。したら、うっかり2時を過ぎてしまう。


一応会場に行ってみると、まだまだ列は長かった。
最後尾に並ぶ。10分ほど待ち、新たに何人かが俺の後ろに続く。だいぶ列が縮んできたところで、やたらと声のでかい人がやってきた。
サインをしている地下にいた若者が走ってきて、声のでかい人と、なにやら話し込み始めた。


並んでいる間、暇なので観察してみる。
話に夢中で列を崩し、店員に注意されている。
リアリティ、ドキュメンタリィ、原稿、などと言う単語が聞こえ、まじめな話をしているのかと思えば、突然爆笑。1人だけ。
そこで、なにやらデジカメを取り出し、
「いやー、シオネちゃんがさあ」
とかなんとか言いながら、写真を見せ始める。


ん?
シオネ?
しおね……。
汐音!?
ひょっとして、東浩紀デスカ!!?
*1
と、気づいたところで、じろじろ見てるのも失礼だと思い、観察終了。


んで、自分の番。
サインだけでなくて、俺の名前を入れてもらえるようなので、整理券の裏に書いて、本とともに渡した。
サインを書いている机、佐藤さんと向かい合うように椅子が用意されている。
それに座って、はじめて佐藤さんをちゃんと見た。(メガネをはずしていたんで、今までよく見えてなかった)
アジカンのメンバーにいそうな顔だなぁ。


佐藤さんは俺の名前を間違えて、横にいた編集者(?)の人につっこまれていた。
「ごめんなさい」と書いていただく。
カバーをはずした、表紙に○の中に「牛」。
これ、一人一人違うこと書いてたっぽい。


「がんばってください」と声をかけて、東さんとの会話をみてこうか、と思うが、映画の時間が迫っていたので立ち去った。


フリッカー式」と「クリスマス・テロル」とファウストの短編ぐらいしか読んでない、にわかファンだけども、すげえ嬉しかった。
あんま年の違わない人が、ヒーローになってるのは、しびれるぜ。


「佐藤さんの小説は、概念じゃなくって、はっきりと目の前のもんにムカついてイラついているとこが、好きです」っていいそびれたな。


「子供達怒る怒る怒る」は、バイト明けに読みます。

*1:他の方のサイン会レポを見たところ、太田克史さんだった模様。それはそれは、素敵なやりとりを交わしたとのことです。http://d.hatena.ne.jp/KAWASAKI/20050612