ロマンシングサガミンストレルソング第2回 「世界を7回半回れ」

一回分のプレイで心が弾けたことを全部書くのはしんどいです。
一気に5時間とかやるからね。5時間ゲームして、思い出し思い出し3時間書くなんて、どんだけ暇なんだ俺は。


ってわけで、アバウトにピックアップして書きます。
誰に言ってるつもりか、って?
それは誰かとたずねたら、ナニワのソフトこんぶ飴。


ロマサガの舞台、マルディアスには、妖精の森という世界中をさまよう土地がある。あるんです。
今日は騎士団領にあるかと思えば、一度街に入ってワールドマップに出ると、ワロン島にいる。ちょっとダンジョンに立ち寄ってみれば、今度はバルハラントに移動している。ってな風に、近所になければなかなか狙って行きづらい土地なのです。


そんな妖精の森に行ってみました。
タイミングの問題なのか、特にイベントもなかったのですが、これがまた、わくわくさせられたんよ。


「人間?珍しいなぁ。へえー。……そんなに面白くないね。もういいや」
「どっか行けよ。人間がココに来ちゃいけないんだぞ」(細かい口調は適当)


そんなRPGではよくある、一般キャラとの会話。
普通はめんどくせえ。
ましてや、ロマサガはそんな会話までフルボイスなんて、うっとおしいことこの上ない。
なんて、あんま思わないんだよねえ。


薄暗い森、ぼうと光る植物。落ち葉を踏む足音を立てながら歩くと、思い思いに浮かんでいる妖精がいる。
近づいて○ボタンを押す。すると、風景の不気味な印象にそぐわない、のんびりした声で話し始める。
話を聞きながら、奥へ奥へと進めば、急に開けた土地に出る。そこは、妖精たちが畏敬を込めて近づかないという、妖精の王の祭壇だ。
森の中に気ままに浮かんでいた妖精もここには1人もいない。
祭壇は、何も語らずにそこにある。祭りの日に降臨するという妖精の王を待っているように。


なんかありそうじゃないか。ついつい通っちゃうじゃないか。何度も妖精に○ボタン、押しちゃうじゃないか。


妖精の森の妖精のような一般キャラなんて、ゲームの上での役割はいわばにぎやかし。ちゃんと作りこんだRPGでも、雰囲気つくりといった役割のもんでしかない。
けども、ロマサガじゃ、何をしたら物語が動き出すか分からない。
だから、何度も話しかけて、時にはがっかりして、でもちょっとでも違うことを言っていないか聞き耳を立てる。
そうやって、世界をさまようのが面白い。


というわけで、何かないかと町から町へ飛び回って、世界をぐるぐる。
スティックを倒して歩く足音から伝わる感触。いろんな場所に散らばっている、冒険のきっかけ。
それを探して、今日もざくざくざく。


今日も妖精の森には何もおきませんでした。