タイトル『空いっぱいの肌』 P1 4さい。なつ。きらきらのひかりが、そら。 ぼくのからだってじつは、いろいろにまぶしい。いぬのふわふわ。ねんどのつやつや。かたつむりのからのざらざら。ぱじゃまのてかてか。たたみのすべすべ。ぼくのまわりの、きらきら…
承前 ぼくは日記だ。今、この瞬間に書かれようとしている日記であり、ぼくを読んでいるあなたにとってはいつかの過去の記録であり、ぼくを書いている誰か−−死体性病というふざけた名前を名乗っているらしい。日記なんかであるぼくに言えた義理ではないが、胡…
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